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The Street of the Four Winds

'Into this cursed Street of the Four Winds, the four winds blow all things evil.'
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これまでのあらすぢ1 Abyss(imitation)

Seven Seas(以下、七海)に参加しました。久しぶりの定期更新参加です。

キャラクターは続投でAmnesia。Eno.98。

この子との付き合いも実に7年になります。そろそろ結末を与えてやりたいですがなかなか……。

以下、詳細な設定とあらすじになります。過去から順に追うので非常に長いですが宜しければご覧ください。

というか自分用まとめ。





A
byss(imitation)/False Island3期・Eno.716

身長:2m(通常起立時)、4.5m(触手先端迄)
体重:275kg
体型:貧相
性別:女
年齢:0(生まれたて)


異界の宇宙にあるヒアデス星団の一等星、アルデバランの近くにある都市、【カルコサ】。
その傍にある【ハリ】の湖の底では神と崇められる存在【Great Old One(旧支配者)】の一柱であり、『風』の力を持つ者たちの頭領である【黄衣の王/Hastur】が微睡んでいる。
未だ星辰は定まらず、王は眠り続けていた。
王が不在である現在、玉座は空であり、しかし敵対勢力(特に不倶戴天の敵である旧支配者【夢の主/Cthulhu】の旗下にある勢力)や風の旗下でありながら隙あらば王に取って代わらんとする旧支配者【風に乗りて歩むもの/Ithaqua】の配下の動きは不穏で、争いは絶えなかった。

そこで王はかつて人間であり、遠く離れた星の東方の国において十二神将、またの名を『鵺』と呼ばれる怪物を葬り、その血肉を喰らって人外となった男を『神威の代行者』として指名する。
神威の代行者とは宰相であり大司祭である。王が不在の間、玉座と所領を護り、王の名において風陣営を統率する役目を負っていた。

王には悩みがあった。彼はこれまでしばしば信徒、配下に憑依して勢力下にあるものたちや信徒たちにその意を発していたが、一度でも憑依された者は鱗に覆われ、膨張し、骨が消失し、ぐにゃぐにゃの存在と成り果て、二度と使えなくなる。
自分と相性の良い憑代を何度も探すのは微睡んだままの彼にとってそれなりの労力を要した。
しかし、この男が手に入れた力はその身を十二の怪物、またはその混合に自在に姿を替え、力を行使する能力であり、壊れた体も再形成が可能であり、そして何より狂気に満ち、王を熱烈に信奉する者であった。

王もまた『名状しがたきもの』の異名があり、数多の姿で語られる神である。そうした経緯からこの男を非常に気に入り、自分の憑依体であり代理人として起用したのである。
男はハリ湖の【深淵】にて王に更なる力を与えられ、亜神格の存在となる。旧支配者には遠く及ばないものの、Cthlhu勢力下にいて活動する【父なる神父/Dagon】【母なるもの/Hydra】【右腕/M'nagalah】【騎士/Othuum】といった亜神たちに対する抑止力とされた。

ある日、配下の何気ない報告を受けた男はその内容に興味を持つ。
とある島で財宝捜し、というものであった。元々冒険者であった男は久方ぶりに昔を思い出し、非常に惹かれたものの、自らはその役目を放り出すわけにもいかず、考えた末、自らの力の一部を切り離し、ある生物の死骸に詰め込み、遠隔操作して体験しようとした。それは神の玉座を護り、幹部たる旧支配者たち、数多の奉仕種族や狂人の集団であるカルトを従えるに辺り、自らの裡にあって不要と考えていた部分が含まれており、それは即ち『無邪気』『無垢』や『人間らしさ』であった。それらを使い捨てにするつもりであったのである。
何の意思も持たない黒い靄のような存在は島を漂い、情報を収集し、リアルタイムで男の脳内に届けられた。
しかし、島の機構が暴走し、島にいた冒険者たちは強制排除させられる(偽島二期終了)。
靄は島内に取り残され、男との繋がりも遮断されたが、男にとってそれは元々捨て去るつもりのものであったため、恐らくは消失したのだろうと考え、次の瞬間には忘却した。

島が再び動き出したと時を同じくして、男は違和感を覚える。それがかつて切り捨てたはずの自らの一部との僅かに残った繋がりのせいだと察した彼は再リンクを試み、そして愕然とする。
単なる靄に過ぎなかったそれが、何の間違いか、自我を生じ、そして肉体を形成しつつあった。

その靄は自我を持たなかった頃に見た景色の一部を意識の裡で繰り返し見返しており、その中で最も心惹かれたものになろうとしていた。
それは目立つでもなく、路傍にひっそりと在り、しかし時折誰かが振り返って見るような、小さな一輪の花。靄の望みはただそれだけだった。

男は靄が自我と形を持ち、自立しようとすることに焦りを抱いていた。それは生きた恥部である。ただちに抹消しようと考えるが、現在は繋がりが希薄になっており、碌な干渉をし得ない。

そもそもなぜこんなことになったのか?彼は島の地下に眠る、ある物の存在にすぐに気付いた。
それは遥か昔、宇宙の彼方に存在していた好戦的な種族が、異星、異界を侵略する際にまず送り込んだ、無生物に疑似生命を与えて自分たちの先鋒とする機械であった。
原住民に危害を加える凶悪な疑似生命を造りだすこの機械は島の機構の暴走時に破損し、靄に疑似生命を与えるにとどまったらしく、男が気付いた時にはすでに完全に壊れてしまっていた。

男は機械の存在に激怒したものの、すぐに鎮めた。焦ることはない。所詮は疑似生命。その命は短く、一年ともつまい。ならばせめて、このくだらない存在で精々楽しませて貰おうと考えた。

一輪の小さな花のイメージを繰り返す靄。男は僅かな精神的繋がりを使い、そこに怒涛の如く負のイメージを流し込む。十二神将(鵺)のイメージや王のイメージをはじめとする『わけのわからぬもの』『得体の知れぬもの』『名状しがたきもの』のイメージである。それは靄が望む人間的美的感覚からいえば『醜い』と言えるものだった。

靄は苦しみながらそれに抗することはできず、そのイメージのままに形を形成する。
花弁や枝葉の代わりに多くの不気味な触手を持ち、舞い散る花粉の代わりに宙を舞う巨大な眼群、そして雌蕊たる少女の姿。短命であり唯一種であるために雄蕊にあたるものはなく、つまり一代で消えていくもの。巨大で醜い花は目立ち、人は奇異と嫌悪に満ちた目で見、その前を通り過ぎても振り返ることはないだろう。
男は靄の望みを最も望まぬ形で叶えたのである。

核たる6、7歳くらいの姿をした少女は内面の感情は決して乏しくなかったが、それを外に表すことができなかった。彼女の顔は男により仮面とも言うべき不変の表情にされており、口を動かすこともできず、コミュニケーションは精神感応にも似た方法で行わなければならない。
感情を表せず、言葉を使えず、異形の巨体を持つ少女。
己の恥の部分に相応しく、石もて追われるべきだと男は考えた。

しかしながら、男は長らく冒険者家業から遠ざかっていたせいか、彼らの持つ好奇心や適応力を甘く考えていた。
少女は孤立するどころか、数多の冒険者たちと友誼を結んでいく。
何より、彼女の手を取り連れ回し、庇護する二人の仲間の存在が少女の心を満たしていく。
一人は『歩行雑草』と呼ばれる珍妙な生き物を改造し、半機械化したダンサーロボ。
一人は半吸血鬼のバンパイアハンターであった。

真名を持たず、呼称すらない少女は仲間や友人から仮の名を貰う。
その数21。
存在あやふやな少女は仮とは言え、名を得ることで知らず生命力を強固にしていった。

ここまでは男にとって面白くない誤算で済んだ。
だが、幾日も過ぎ、少女の仮面たる顔に変化が生じたとき、男は恐怖に近い感情を覚える。
少女はいつの間にか、不変のはずの顔に小さく笑みを浮かべるようになっていた。

男は暫く前から、自らの力に伸び悩みを感じていた。
ハリの『深淵』を覗き見、亜神格となった彼は、ゆくゆくはそれ以上の存在になることも夢見ていたが、そのための進化(神化)が止まりつつあることに気付いていた。
そんな折に、少女が少しずつ進化していくのを目の当たりにし、自ら捨て去ったはずの物の中に、進化に必要な物が含まれていたことを知る。

男は焦り、少女、即ち自分の力の欠片を回収するために、今もって存在する繋がりを利用して夜ごと夢の中に現れ、少女の精神を破壊しようと試みる。
少女は男から己が彼の一部でしかないこと、偽物の生命であること、自らの体の醜い理由を聞き、大きく揺らぐ。
しかし少女は抵抗し、また、少女の力の源泉であり、少女が発生した時より彼女を守ってきた者たちに阻まれる。彼らは『四風』といい、王の纏う窮極の風の一部であり、あらゆる邪悪を運ぶ四つの風である。

彼らは強力な風ではあったが、亜神たる男には敵わない。そこで王とは異なる旧支配者に助力を求めることにした。人の価値観で凶悪、邪悪な神々の中にあって争い事を好まずある星の地下に引き篭もった非常に変わり種の神であったが、王の弟であり、何より少女と同じく花の中に美しい精霊の姿を持つ。
神の名を【花の賢者/Vulthoom】という。

亜神たる男も、旧支配者の前にはなす術もない。男は退けられる。
だが、島は閉鎖の時が近づいており、同時に少女の寿命も近付いていた。少女を庇護し、彼女に情を抱いていた四風は賢者に彼女を救うよう懇願する。己に似たような姿の存在である少女に、賢者は興味を持っていはしたが、命を救うことに条件を課す。即ち「この娘は未だ生まれていない。世に生まれ出でていない者を祝福はできない。彼女が生まれ落ちることができれば願いを叶えよう」と。
生まれ落ちる、とはどういう意味か?彼女は確かにここに居て、疑似とはいえ生きているはずだ。四風たちは意味が分からず、戸惑うばかりであった。

ほどなくして、島は閉鎖される。冒険者たちは次々と島を去り、彼女の友たちも、そして二人の仲間も行ってしまう。すでに命尽きかけていた少女はそれを隠しながら彼女らの誘いを断って別れ、それを見送る。

消えていく島にたった一人取り残された少女。
最初に戻っただけだと思っていたのに、少女の心は孤独に耐えられないものとなっていた。
海の向こうへ消えていく者たち。存在が希薄になる自らの体。
少女の仮面はついに崩れ、声をあげて泣き叫ぶ。

消えていく少女を見守るしかできず、無念の四風。
姿が完全に掻き消える、その時。
四風の耳に声が響き渡る。

「その産声、確かに聞いた。
生まれ落ちたる我が同類に祝福を」




消え去った島のすぐ近くに、小さな小さな小島がある。
そこには見たことのない一輪の花が咲いている。
それは眠り続ける少女の姿。
いつか誰かに呼び起こされるその日まで、風のゆりかごの中で夢を見る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■Abyss(imitation)……深淵(模造品)


'Wer mit Ungeheuern kämpft, mag zusehn, dass er nicht dabei zum Ungeheuer wird. Und wenn du lange in einen Abgrund blickst, blickt der Abgrund auch in dich hinein.(He who fights with monsters should look to it that he himself does not become a monster. And when you gaze long into an abyss the abyss also gazes into you.//怪物と戦う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。汝が長く深淵を覗きこめば、深淵もまた等しく汝を見返すのだ。)'
Friedrich Wilhelm Nietzsche 『Jenseits von Gut und Bose(善悪の彼岸)』 Paragraph 146.

ニーチェの『善悪の彼岸』の有名な一説ですが、このキャラにおいては『他者を観察して影響を受ける』という、ちょっと軽めの意味で用いています。生まれたばかりで真っ白な彼女はたくさんの眼で他人(自分よりずっと大人)を見て、その影響を受け、真似事をして大きくなっていきました。
でも他人(大人)は幼女な彼女を見て影響を受けて変わる部分は少ないという、一方通行、偽物の『Abyss』。

また、Abyssは悪魔学で『進化の究極地点』『人間の最終的な未来』というような意味があります。男(神威の代行者)が捨ててしまった人間らしさの部分。これを失うことで男の進化は停滞し、それを含有したことで少女は進化を始めました。



■変化しない表情(仮面)と精神感応的発言

CAMILLA: You sir, should unmask.(カーミラ:仮面をお取りくださいませ)
STRANGER: Indeed?(来客:なんですって?)
CASSILDA: Indeed it's time. We all have laid aside disguise but you.(カシルダ:お時間ですのよ。貴方様以外の方はみんな仮装をお止めになっておられますの) 
STRANGER: I wear no mask. (来客:私は仮面などつけてはいません)
CAMILLA: (Terrified, aside to Cassilda.) No mask? No mask! (カーミラは怯えてカシルダに寄り添う:仮面じゃない?仮面じゃないわ!)

(『黄衣の王』第二篇『仮面』より)

これと、黄衣の王は死すべき者と接する際、『Pallid Mask(蒼白の仮面)』をつけて現れるという設定を元にしました。
他のキャラクターさんと交流する際はデフォルトの「」を逐一消して “ ” で文字を囲んでいました。 



■疑似生命製造装置

とある青森県銘菓キャラの背後さんとの設定すり合わせで付けました。
銘菓キャラさんの世界では『Maker』と呼ばれています。



■黄衣の王/Hastur

クトゥルフ神話で御馴染みの旧支配者ハスターです。アムネジアのオリジナルである『男』の世界線における古代の神で、本来のクトゥルフ神話の神々と同一の存在かどうかはわかりません。
元々狂信者であった男から生まれたアムネジアはこの神を無条件に信仰しており、そのことに一切疑問を持っていません。
この時点ではハスターはアムネジアを殆ど認識していません。



■花の賢者/Vulthoom

ヴルトゥーム。クトゥルフ神話ではマイナーですが恐らく人間的価値観において最も美しい旧支配者ではないだろうかと思います。ヨグ=ソトースの息子でクトゥルフやハスターの弟です。『男』の世界線では争い事を嫌う引き篭もりの神で、高い知力と科学力を持つ植物の守護者。如何なる陣営にも属していません。



■十二神将/鵺

『男』が元々暮らしていた世界の東方にいた怪物。十二の存在だと思われていましたが実際はたった一匹の存在です。姿を干支の動物に似た怪物やその混合に変えることができるほか、他の生物を食って取り込み、分析と能力の奪取を行うことができました。元々その力をもって東方の国を守護していた白血球的存在が後代に暴走していたところを当時は一介の冒険者に過ぎなかった『男』やその仲間に倒されました。その血肉を食べて能力を奪ったところから『男』の運命が変わってしまいます。



■四風

‘Into this cursed Street of the Four Winds, the four winds blow all things evil.’(この呪われた四風の街には、四つの風があらゆる邪悪を運んでくるのだ)

(『黄衣の王』第七篇『四風の街』より)

ここではハスターの風である『究極の風』の一部であり、アムネジアを護る四つの風です。
意思を持っていますがアムネジアと会話することは殆どなく、普段はただ静かに傍に在り続けています。
非常に過保護です。彼女によくない情報(性的な言葉とか)が耳に入ったり目に入ったりする寸前に吹き荒れて視界を遮ったり聞こえなくしたりしますのでおかしなことを噴きこもうとするとすぐに出てきます。
 


■21の真名

(敬称略)

ゼフィ(Eno.30 リーズ・アージェント)
シルフィーナ(Eno.69 エリナ=ミルティアス)
タフタ(Eno.158 杳と葵公)
ハルカ(Eno.197 白水かなた)
シータ(Eno.238 戸叶 夜一)
ヘキサ(Eno.304 源九郎)
ぴっと(Eno.337 クドリャフカ・ライカ)
モモコ(Eno.471 ファイン・ジャック)
ベアトリス(Eno.572 ニニ・ネネ・ノノ)
アリア(Eno.592 アンネ・ケティファ)
ウェンティ(Eno.739 ラヴィニア=メイスン)
秋桜(Eno.1063 ミーシャ・レニングラード)
ケイ(Eno.1400 ヴィルヘルム=インフラブラック)
アンジェ(Eno.1471 アルフィナ・S・エンドー)
Rosa(Eno.1608 片耳のクロ)
紫苑(Eno.1713 第34代雪村貞行作 仇討虎刎丸参拾伍号)
アイ(Eno.1751 グリセルダ)
いす(Eno.1755 氷狂神 霜迷)
アネモネ(Eno.1811 由良木 ゆら)
テン(Eno.1860 ハーペスティズ門倉)
アビス(Eno.1275 エリア・クルースニク、Eno.1342 Physalis)


番外

お嬢(Eno.449 エル・アルゥ)



■性格

無邪気や無垢といったものからできているため、純粋で疑うことを知りませんしわりとずけずけ物を言ったり聞いたりします。大人からこうと言われれば何でもふんふん受け入れてしまいます。基本的には何も知りませんので何でも信じ込みます。好奇心は旺盛ですが自分の姿を自覚しているのでやや臆病でもあります。感情は豊かですが表に出せないため、見かけは常時すまし顔。頭の良さそうなクールな子とか言われたこともありましたが、実際は現在のペカ(゚∀゚)ペカと変わりません。同種がいないので寂しいと言う感情は最後の最後になるまでよく理解していませんでした。争い事は苦手で、戦闘を好んでいません。



■恋愛

生まれたばかりであり、女(雌)であることを自覚するのも遅く、他者に恋愛感情を抱いたことはありません。また、自分が造られた存在で短命であることを男に告げられてからはそうしたことを余計に考えなくなりました。
そもそも男というものと女というものの違いがいまいちピンと来ていません。



■料理が得意

パーティー内の分担で料理技能を取得。
そのため料理番をしているという設定になりました。
最初はサラダと焼きパンしかできなかったのが段々といろいろ作れるように。
PTメンバーの人だけでなく同行PTの方々の料理も作ってました。

0歳の子に料理をさせ、食べるだけの大人たち……。
ぎゃくたいだ!いしゃりょうをようきゅうしる!o(*≧д≦)o



■このころのAbyssの能力

Abyssは『盲目のもの』の死骸をベースに男が自分の余分な部分を詰めています。そのために属性は風であり、変化はできませんが鵺の力があるため、さまざまな生き物の利点が多少あります。ただ、戦闘で役に立てられるようなものはなく、どこでも生活できる、環境に対し適応力が高いといった点での利点です。風を集めて空を飛べますが、15分間程度、高さは2階くらいの高さまで。肺呼吸だけでなく鰓呼吸もできます。宇宙空間でも活動できますがこれは人間が川や海を泳ぐようなもので、体力が尽きればどこかの柱の男のように漂うだけになってしまうでしょう。この頃は体が重く軽減魔法を使えないため、水には浮くことはできません。

彼女の脳はセラエノの図書館にリンクできるので、神話生物や魔道書に記された以上の知識を簡単に得ることができますがそれ以外の知識はさっぱりです。また、そこに置いてある戯曲『黄衣の王』がお気に入りで、これには常にアクセスし続けています。

カルコサやセラエノを肉眼で視認でき、宇宙の星々をはっきり見ることができますが、別に遠くを見る力に優れているわけではなく、宇宙空間、星々を除けば視力2.0くらいの一般人と変わりません。

彼女はローブのような物を一枚着ているだけです。ただしこれは服では無く古い皮質を変化させたもので、実際には服ではありません。つまり垢。わりと丈夫で綿に似ています。


■戦闘能力

風属性で偽島でも風属性魔術や幻術を多用していました。お気に入りは『アムニージア』でしたが取得が遅かったためマスターはできませんでした。しかし彼女が一番得意なのは召喚で、スパンテイニアスエレメンツは必ず使用し、シルフを大量召喚していました。見てくれは大きいですが貧弱幼女なので打たれ弱いので後方魔力系です。

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